walkmanMとXpeiraZ1でもっと簡単にいい音を

先日、ソニーから新型walkmanの発表された。


walkman史上初のハイレゾ音源対応機種が発表され、またZX1という高級機種も発表されるなど少しだけ巷を賑わせているようだが、僕が今回ご紹介したいのがwalkman M。

このフォルムをみて、昔のwalkmanの形に似ているな、と思い、そのデザインから単なる廉価版のwalkmanだと勝手に思っていた。しかしそうではなく、しかも案外面白そうな製品だったので紹介させていただきたい。

walkmanMはどことなくこれに似ている。





高音質なBluetoothレシーバーとしてのwalkman M

walkmanMは簡単に言ってしまうとbluetoothレシーバーだ。スマートフォンから送られてくる音声データを受信し、それをイヤホンに出力する。
例えばYoutubeを出先で見たりする時に、イヤホンのコードが短くてあまり動けなかったり、スマートフォンにイヤホンが刺さっていて手に絡まったりでイライラしたことはないだろうか??

walkmanMを使えばスマートフォンにイヤホンを刺さなくてもよくなりコードレスになるのでそんなイライラともおさらばだ。
デキる男は、スマートフォンにつながる線一つにも気を使える男なのだ。

これだけ言ってしまうと、本当に唯のレシーバーのような気がするが、walkman Mは唯のレシーバーではないのだ。

walkman MはフルデジタルアンプS-master MXを搭載している。これは本家のwalkmanにも搭載されているアンプでノイズや歪みを極限まで抑えこむことに一役買っている。

また、clear Phase,clear BASEといった機能も搭載し、よりクリアで迫力のあるサウンドが楽しめる。


さらに、デジタルノイズキャンセル機能も搭載しており、電車の中や飛行機の中などの連続した騒音が続く中で力を発揮する。


高音質回路にデジタルノイズキャンセルも搭載し、最強のBluetoothレシーバーに

ソニーのBluetoothレシーバーの中で、S-master MXを搭載したものは他に無く、他社でもここまで音質面を前面に出してきたBluetoothレシーバはあまりないだろう。

bluetoothレシーバーでノイズキャンセルを搭載したものも中にはあったけれども、それにくわえてS-masterや高音質回路を搭載したモデルは殆ど無い。ここがwalkman Mのすごいところだ。




単体でも使えるwalkman M

しかしながら、携帯の中に音楽なんかいれないよ、という人もいるだろう。携帯の中に音楽は入れないし、そもそもbluetoothで音楽なんか聞かない!という硬派な人も居るだろう。

このwalkmanMは単体でもwalkmanとして音楽を聞くことが出来る。内部には16GBのメモリーを搭載しており、これらの曲はbluetoothを介さず再生されるために圧縮されることなく聞ける。
Bluetoothによって圧縮されていない音源ファイルをwalkmanの持つ高品質なアンプでさいせいするので、今までのwalkmanと遜色ないクオリティーで音楽を楽しむことが出来るのだ。


じゃあ、普通のwalkmanでいいじゃないの、という話になるが、そうではない。スマートフォンで音楽を再生しなくてもwalkmanMは役に立つのだ。


例えば、walkmanで音楽を聞いている時に、携帯電話から着信があったらどうしよう?
今までならば、耳からイヤホンを外しスマートフォンをもって受話する必要があった。
しかもイヤホンをつけていたりして外を歩いていると、電話がなっても気付かないし、マナーモードであっても気づきにくいことがあり、何回か電話が取れなかったりすることが今まであっただろう。
これはスマートといえるだろうか。


しかし、walkmanMならばそんな心配は無用である。
Bluetoothスマートフォンと接続しておけば、音楽再生中に電話がかかってきてもシームレスに電話をとることが出来るのだ。
今までかかってきたら慌てて一時停止ボタンを押して、イヤホンを耳から抜いて、お世辞にもかっこいいとは言えなかった姿をこのwalkmanMは一新してくれる。

咄嗟の状況にも慌てない、これが出来る男だ。

音楽に没頭していてもすぐに繋がれる。これがデキる男。





Xperia Z1とWalkmanMで更に高音質に

残念ながらBluetoothで聞く音楽はお世辞にも音が良いとは言えなかった過去がある。
高音部分がすかすかになり、低音部分もあまり締りがない印象を受けていた。

しかし、その印象も過去のものになるかもしれない。
walkmanMは最近出てきたBluetooth用コーデック、apt-Xに対応している。
これは従来のbluetoothでの音楽用コーデックに比べ、低遅延であり、より大容量のデータが遅れるので高音質になっているものだ。

したがって今まではbluetoothをかませることに依ってどんなに高ビットレートのMP3を再生しようが、圧縮され残念な感じになっていたのが、apt-Xに対応することでより高音質で聞くことが出来るのだ。
apt-X対応でより高音質に


しかしながら、このapt-X、送信側も受信側も対応していなければならない。このapt-Xに対応しているスマートフォンを調べてみると、

Galaxy,HTC,Aquos Phone,,,,,,,


あれ、Xperiaがない!

そんなバカな!ここまで来て!となっていたのだが、見つけました。

XperiaZ1と、XperiaZ Ultra、apt-X対応!

XpeiraZ1,XpeiraZ Ultraを使っている人はこのbluetoothレシーバーならばっちり綺麗に音楽を再生することが出来るのです。

気になるXpeiraZは…

対応していませんでした。残念…


しかし、最近のXperiaNFCに対応しているので、簡単にwalkman Mと接続が出来るというスグレモノ。

Bluetoothに接続しようにも、認証手続きがめんどくさくて、しかも音が悪いしあんまりいいことないよね、って思っていたあなたに是非オススメなのがwalkmanMなのです。





スマートフォンのアクセサリーとして優秀なwalkman M

ここまでを通じていかにwalkmanMがスマートフォンとの親和性が高く、そして今まで音楽を聴く時に生じるなんとも言えない煩わしさを解決してくれるアイテムかお分かり頂けだろう。
まさにwalkmanMはXperiaZ1にぴったしのアイテムだ。

多分狙ってだと思うけれどもカラーバリエーションも、ブラック、シルバー、パープル、とXperiaZ1によく合う色が用意されている。(その他にピンクもあり)
しかもPCの接続時や充電に使う時に使う端子もwalkman独自端子のWM-Portではなく、microUSBなので、ケーブルもいつも使っているケーブルでOKだ。


walkmanMを買えば、スマートフォンの音楽を高音質で楽しむことができる。もちろんスマートフォンに転送した音楽も、MusicUnlimitedの音楽も、Google Musicの音楽も。
今まで、ネットにソースのある音楽を楽しもうと思ったら、Android walkmanをかって、しかも直接イヤホンを刺さないとダメだったけれども、walkmanMを買えば簡単に高音質で楽しむことが出来るのだ。しかも電話がかかってきても安心である。(android walkmanはなぜかapt-Xに対応していな上に電話はかけれない)

しかも値段がソニーストア定価で17,800円という値段。
普通のノイズキャンセル付きのBluetoothレシーバーは1万円ぐらいするし、また本体にwalkman機能が乗っかっており、普通のレシバーよりは格段に音が良い(はず)ので、十分価値があるのではないだろうか?
本体もアルミニウム合金を採用しており高級感に溢れるアイテムとなっている。

若干重たく、そして大きいことが難点だが、ジャケットの裏ポケットやシャツの胸ポケットに忍ばせるなどして凌ぎたいところだ。

walkmanMは良い音質で音楽を聞くためには幾らかの犠牲を支払わなければならない、という常識をくつがえすアイテムだ。
ハイレゾが話題だが、敢えてここで音楽をスマートに楽しむ方向性にも興味を向けてみてみてはいかがだろうか。