本田雅一さんの「これからのスマートフォンが起こすこと」を読んで(フィーチャーフォンとスマートフォンについて)

長らくブログ更新できませんでした。なかなかまとまってPCをの前に座ることができなくて、書きたいことはあったのですが、なかなか…

さて、今回発売された本田雅一さんの最新著「これからのスマートフォンが起こすこと」について僕なりに思った感想を、つれづれなるままに書いてみます。

これからスマートフォンが起こすこと。

これからスマートフォンが起こすこと。

さて、急速に広まっているスマートフォンを使うようになりました。電車の中で見かける割合は増え続け、主観的に見れば6〜7割の人が使っているのではないかと思ってしまうほどです。日本でこの現象を起こした起爆剤とも言える機種はiPhoneですが、報道によればついにAndroidのシェアがiOSのシェアを抜いたと言われ、iPhone人気というフェイズからスマートフォン人気というフェイズに移ってきたのかなと思います。
Android勢が勢いづいている背景に、今までのフィーチャーフォンの機能を受けづいたいわゆる「ガラスマ」と呼ばれる端末が市場で受け入れられているからかと思います。赤外線、ワンセグといった日本独自機能、またFelica搭載型でったり、防水機能であったり、一般のグローバルモデルに、ハード上のプラスを行ったモデルの大量投入により、フィーチャーフォンからの乗り換え需要を取り込んでいるように思えます。個人的には日本でしか発達していないこう行ったハードが、未だに機種選考の大きな要因を占めていることに、違和感を覚えますが、多くの人がスマートフォンに移行できるという、ハードルを下げたという意味ではある一定の役割を果たしているように思えます。
さて、「これからのスマートフォンが起こすこと」ではこういった機種の拡大によって従来型の携帯は絶滅に追い込まえるという見解を示しています。もちろん僕もこの意見に賛成ですし、そもそも従来の携帯がメジャーで在り続けることは、あまり意味のないことであると思います。しかしながら、本書は従来の携帯について「秩序だった携帯」と紹介していました。僕はこの辺りに従来の携帯の再評価をしたいと思いました。
従来の携帯は、通信キャリア側の以降が大きく反映されたものでした。そのキャリアの通信助教にあわせ、携帯メーカーが機能を選別し、それを搭載してきました。つまりユーザー側に使う機能を制限していると言ってもいいかもしれません。対して現在のスマートフォンは、専ら携帯メーカーが作った端末を通信キャリアが輸入してくるような感じになり、通信キャリアの状況に合わせたものでは必ずしもありません。もちろん一部の機能(テザリングなど)は端末側でブロックされていますが、多くの機能はアプリをインストール事によって増やすことができます。ユーザー側に選択権があると言ってもいいかもしれません。このようなフルファンクションの状態では、通信量は格段に増え、混沌とした状態になってきています。今まであまり「通信が遅い。」「トラフィック不足」といった症状に悩まされなかったのは、キャリアとメーカーが一体となった計画的機能提供のおかげであって、フィーチャーフォンが「ユーザー側に機能選択権限がないので、ひどい機種である」といった単純なロジックではくくれないのだ、と思いました。

しかし、今やスマートフォンの時代を迎えようとしています。今までの計画的な時代は終わり、データ大量消費社会に移行していきます。そして「通信が遅い」という新たなユーザーの不満の種がばらまかれることになるでしょう。一部のネットユーザーは「ソフトバンクの通信は脆弱で、ドコモの環境は優れているので、iPhoneなど買わずに、ドコモでAndroidを買うべきだ。」という論を唱える人がいますが、この問題は特定キャリアの問題では無くこれから起き続ける、全体的な問題となるでしょう。通信環境で優れていると言われているドコモでさえも今後トラフィック需要に応え続けられるかどうかについて疑問を示しています。各社ともLTEやWimaxといった第4世代(もしくは3.9世代)方式の通信にデータを逃す戦略を取る予定ですが、それでも需要にに答えられかは未だに疑問が残ります。
そもそもユーザーが別回線に切り替えるということができるでしょうか。現在のスマートフォンはごく一部のモデルを除いて、次世代型通信方式に対応しているものは殆ど無く、実際にトラフィックをそちらに逃がすにしても、ポータブルWifiなどを使って逃がすという手段しかありません。もちろんこの次世代回線は別途料金であって、どれほどのユーザーが別回線を有するかは非常に疑問です。LTEの接続料金をさらに格段と安くしたり、同時契約を結ぶことによって機種端末の割引が受けられるようにするなど、キャリア側の積極的なLTE誘致策を実行することが望まれます。
また、多くのスマートフォンユーザーは歩きながら動画を見たりすることは少なく、せいぜいWEB閲覧やSNSといった比較的データの軽いものを利用します。大きな問題となっている大量の通信を扱うのは駅や喫茶店といった、ある程度限られた場所であるので、そういったところでの無線LANサービスを拡充させ、そちら側に通信を逃がすのもひとつの手だと思います。しかしながら現状では別途申し込み、別途料金、別途サービス会社といった比較的ハードルの高いものです。こちらも料金引き下げ、同時契約に依る割引などといった形の積極的誘致策を取らない限り、多くのユーザーhあ以前3G回線をt買って大量データ通信を行い続けるでしょう。大量データ使用者に対する帯域制限といった案も出されていますが、こういった縛るといった方向は、この大量データ消費社会に対し逆行するものでり、やはりこういった快適な別ルートを格安で体験できるといった施策を打つべきではないでしょうか。(単に僕自身が格安で快適にデータを扱えるといいな、と思っているだけなんですけどw)

PSN、Qriocityへの不正アクセスの僕なりの感想。

ずっと、書こうか、書こまいか迷ってきたわけですが、ついにこの話題にも触れておかねばならないと感じ、大変時期がずれ込んだけれど、勇気をもって筆を握ることしにます。
一回のソニーファンとしては、たいへん今回の個人情報流失には心を痛めました。結構日々の生活のも支障をきたすレベルで。きっとソニー関係者はもっと生きた心地がしないのだろうなぁ、と想像するのは難くなく、心よりご愁傷様であったと思っています。
以下に書く駄文というのは、いかにも僕らしい、ソニーファンとしての意見であって世間様と大きくずれていると思うけれども…

ソニーにおけるPSN、Qriocityの位置づけ

Qriocityの登場は記憶に新しい。

今年の1月のCES(米国家電見本市)で発表された。もう一度Qrioccityのおさらいをすると、uriocityはソニーのオンライン型コンテンツ配信サー椅子で、これからのソニー製品に標準的に搭載されていく機能だ。アップルで言うところのiTunes Storeみたいなもので、ビデオ、音楽のオンデマンド配信を行うというもの。別にこれだけ聞けば特に新しいことなんて、ないじゃない、と思うかもしれない。現時点で従来のBRAVIAには「アクトビラ」が入っているし、PCではXアプリを用いて、音楽配信サービスも受けられる。今までのオンデマンド配信と何が違うのかといえば、それはソニー製品のネットワーク対応端末が一元的なストアを持つということだ。
つまりiPhone,iPad,iTunes,Apple TVといったアップルの商品群がiTunes Storeからコンテンツを決済できるのと同様に、ソニーもコンテンツを集中的に管理するネットワークを作りましょう、という事なんだと思う。
もちろんQriocityにしかなかった発想も含まれていて、ひとつには音楽のクラウド配信がある。
これは、予めQriocityに音楽データをアップロードしておけば、ネットワーク経由でその音楽を楽しめる、ということ。つまりいちいちWalkmanXperiaにファイルをコピーしなくても、ネットワークにつながっていれば、いつでも家と同じミュージックライブラリーにアクセスできるというサービス。このサービスもすでに海外では多くの国でスタートしている。加えてネットラジオのように、好きなジャンルを指定すれば、そのジャンルの曲は聞き放題、といったサービスも始まっている。(Music Ultimate pwerted by Qriocity)
この理屈で行けば、通信が許すのであれば、例えば自宅の大画面のブラビアでドラマを見ておいて、そのままXperiaを持ち出して外出、その続きをファイルを転送すること無く楽しめる、といった新しい映像コンテンツの視聴スタイルを提供できる。

もちろんネットを使った新しいコンテンツの楽しみ方を提案した、という側面も大きいけれども、これは各分野に散らばったソニー製品を一元的なネットワークの参加に置くことで、ソニー製品群をひとつに纏め上げ、それぞれの特徴を生かしながら、連続してソニー製品を使っていくという利便性を提供できる。(例えば大画面、高画質のブラビアで視聴、外出先ではVAIOやXperiaといった使い分けができるようになる。)これがハワード体制がつくろうとしているソニーユナイテッドの象徴であって、ようやくソニーが長年目指してきた、ハードとソフトの両軸体制を実現しようとしていたのだ。
日本でもブラビアにQriocity搭載のブラビアが登場し、
いよいよQriocityが稼働し始めようとしていたのだ。


今回の事件とQriocityへの損害

こういったQriocityにアクセスできる、普及型の端末がPS3だ。アップデートによってQriocityの接続できるようになり、ソニーはブラビアを持たない家庭にでもQriocityへの導線を提供できる。ゲーム機として広く普及したPS3をQriocityへの入り口として展開する方法は、ソニーだけに許された切り札だったと思う。もちろんPS3にはPS3の(もっと言えばSCEの)動画配信サービスPlaystation Network(以下PSN)が存在していたので、QriocityとPSNは統合していくという方向は納得出来る話だった。このことが皮肉にも今回の騒動でQriocityにも甚大な被害を催す原因の一つにもなった。
ハッカーと呼ばれる人たちがPS3のコントロール権を掌握しようとPS3に挑み続けてきた。「自分が購入したものにたいして、コントロール権を掌握することは当然である」という文化を有しているハッカーが、その延長線上でPS3にハッキングを仕掛ける、というのは極めて自然なことだったかもしれない。ただ、他のXperiaなどのプロダクトと違い、PS3はソニーの基幹プロダクトであるし、PSNとQriocityという2つのビジネス、そしてゲームという本来のビジネスが直結されたPS3は、ソニーとしてはハッキングは阻止しなければならなかったのではないかと僕は思う。結果として、PS3はハッキングされた。
ここでそのハッキング方法をネットに掲載したハッカー達に対し、ソニーが法的な措置を求めたのは当然の流れであった。それを受けての報復行動と思われるサーバーへの攻撃も多発し、名実ともにソニーとハッカーを含む一部のネットユーザーとの戦争が始まった。今回の大規模個人情報流出が、そのハッカーを含む一部ネットユーザーの集団による犯行と断定されたわけではないが、状況的に彼らの犯行が有力視されている。

一億人近くの個人情報が流失したこと、そのこと自体がとても大きな事件であるが、僕があえて述べたいのはQriocityビジネスが多大な被害を被ったということだ。
オンデマンド配信のビジネスは加速していく。先日GoogleGoogle I/Oにおいて、音楽配信サービスに乗り出し、クラウド型音楽提供(ソニーで言うところのMusic Ultimate powerted by Qriocity)への参入を表明しているし、アップルもクラウド型音楽配信に積極的な姿勢を示している。アマゾンも現時点でオンデマンド配信を行ってる。こういった世界的潮流の中で、ソニーが出したQriocityが大きな挫折を味わったということは、ソニーには大きな痛手となった。大げさに言えば「オンデマンド戦国時代」の幕開けという今日に、ひとつの陣営だけに「一億人分の情報流失」という偉大なる実績がついたソニーは、最早立ち直ることができるのか本当に心配だ。ソニーユナイデットの象徴であるQriocityの成功が、コモディティ化している中で、ソニー製品に差別化要素を与える。この大いなる野望がはやくもひとつ挫折を味わった。
もっと言えばソニーだけにとどまらず、これから大きく飛躍していくオンデマンド配信というサービス体系に対して甚大な被害を及ぼした。企業側と利害が対立すれば、ネットワーク攻撃を仕掛けられ、その敗亡の先には顧客データの流失という最悪の悲劇が待っているという、オンデマンド配信というサービス体系の信用性を著しく低下させた。こういった意味で今回の事件の実行者は企業に対するテロリストであると言っても過言ではない。サービス提供者は常に潜在的なテロ行為に怯えなくてはならなくなったのだ。
利用者である私たちも、最悪の場合は自分の情報が流失することは十二分にあるのだと今一度リスクについて考えなおさなければならない。Andoroid端末の復旧で多くの個人情報がGoogleに預けられている状態で、たとえソニー製品と全く関係を持たなくても、そのリスクは常に存在すると思わなければならない。

マスメディアの論調について

報道の論調もところどころ疑問に思うことがある。もちろん、多くの人達が興味が有るのはソニーのQriocityの挫折の記事関してではなく、自分の個人情報がどうなっているのか、という事であることは十分に理解ができる。はっきり言ってこんなことを1ヶ月近く考えている僕自身が気持ち悪いぐらいだ。
「ソニーはネットワークによって自社製品の統合を進めており、ソニーにとって大きな挫折となるようです。」の一言で片付けられていることも理解している。しかし、「ハッカーとの付き合い方に問題が合ったのではないか。」という論調には賛同しかねる。サーバーに不正アクセスを仕掛けてきた加害者とより良い関係を作っていれば、という仮定条件は極めて厳しいものであったと思う。前述のようにPS3はソニーのネットワークのビジネス2つと、ゲームビジネスが重なりあった、ソニーの本丸とも言える部分において、そのシステムが破壊される可能性がある情報を提供し続ける状況で、ハッカーと円満解決という方向ができたのか、非常に疑問である。
加えて言うならばソニーに対しテロ行為を行ったテロリストに対して、「良い関係を築けなかったのか」というのは、現実の世界で起きているテロリストに対するマスコミの姿勢とは大きく違っているように見受けられる。テロが発生して、死傷者がでたとき、マスメディアは「政府がテロリストともっと友好的な関係を築いていたら」という論を全面展開するだろうか。僕はしないと思う。
僕が重ねて言いたいのは一億人分の個人情報流失というのは、あくまでもテロ行為の被害その物であって、より注目すべきはソニーに対してテロ行為というべきことが行われ、それによってオンデマンド配信というサービス体系全体に対し悪影響を及ぼした、ということだ。まるでSFのようであるが、今回起きた個人情報流失というのは、急激に突き進むクラウド、そしてオンデマンドという新しい時代のデジタル文化が尾のようなリスクを内包しているのか、ということを私たちに突きつけているのだと思う。

Xperia arcでのフォント変更 太字フォントファイルの作成と変更

前回のエントリーXperia arcのフォント変更に成功したものの、個人的にはちょっとまだ完璧になっていない部分が合ったので、それを改善したく悶々としていました。
ここでの記事は以下の方のお役に立てるかと思います。

  • フォントを設定したが滲む
  • 太字の日本語フォントと細字の日本語フォントを別にしたい

では早速とりかかっていきたいと思います。

1.root化〜フォント変更アプリのインストールとフォント変更の仕方
 
こちらの記事をお読みください。

変更するフォントの用意
ここからが今回の記事のメインです
Androidの太字用のフォントは、DroidSansーBoldが対応します。OSやWEBなので太字指定がされた場合、こちらのフォントが使われるようです。しかし、太字属性が付いていないフォントを指定すると、DroidSans-boldが通常のウェイトをかいがするようです。(つまり、すべての文字が太字フォントになります)さらに、OSやWEBが指定する太字の部分は、AndroidがDroidSans-Boldのフォントを自分で太字処理させます。これがうまく行かず、滲む原因となります。コレを踏まえていくつかのニーズによって方法が変わります。

まず、日本語フォントは一種類で良い場合(つまり、別途太字用のフォントを必要としない場合)
この場合、英数字のみが太字になります。
DoidSans-Boldに「英字太字」フォントを適応します。
単に太い文字のことではなく、ここでいう「英字太字」フォントとは、Bold書体という設定になっているものです。(例えば、Wordなどのソフトで太さが「Bold」などとなっているものです。)
もし使いたいフォントが太いだけで、ボールド属性でない場合は下の「太字化する」の部分をお読みください。

次に、太字の日本語フォントを用いいたい場合 
この場合、英数字、日本語両方太字になります。
こちらの場合も指定するフォントは太字扱いになっている物を使います。(例えばヒラギノ角ゴW6などはなっています。)このフォントを上記と同じようにDroidSansーBoldに適応します。 ここでの英数字は指定された日本語用フォントに収録された英数字が使われます。
ここで太字属性ではないフォントを使用すると、上記で説明したように、すべての日本語フォントが指定した太字フォントを使用し、太字の部分では滲みます。
太字属性ではないフォントを太字に使いたい場合は、下の太字化させるをお読みください。

フォントを太字属性化する

ここからはかなり重労働になります。お気をつけください。

まずfontforgeをインストール
このソフトはフォントを編集するるソフトです。商用フォントなどを改ざんするのは利用規約に違反するおそれがありますので、フォントの利用規約をご確認の上行ってください。

fontforgeこちらよりダウンロードします。
Windowsの方はこちらを使うと便利です。

以下ではWindows版をインストールしたのを前提に行っていきます。
展開する先は日本語が含まれていないフォルダにしてください。エラーの原因となるようです。

先に余談ですが、fontforged簡単に太字属性を追加する方法が僕にはわかりませんでしたので、以下でやる方法はかなり非能率的で面倒な手順を踏んでいます。もし、分かりやすい方法がありましたらお知らせいただけると幸いです。

次に太字属性をもったフォント(例えばヒラギノ角ゴW6やメイリオ?)をfontforgeで開きます。(日本語と英字すべて交換したい場合は日本語フォントを、英字だけでいい場合は英字フォントを用意します。)

fontforgeを起動し、「ファイル」から開く、で太字フォントを開きます。
以下なんども使う可能性がありますので、C/Windows/fontから必要なフォントをバックアップの意味も兼ねて、fontforgeを展開いたフォルダにコピーしておきましょう。

するとウインドウにズラッと、文字が出てくるはずです。もし表示されない場合(少なくともヒラギノ角ゴW6はでできませんでした)メニューバーの「CID」をクリックして、「単一化」をクリックします。

次に出てきたフォントをすべて選択し(ドラッグすると複数選択ができます)、右クリックから「クリア」をクリックします。しばらく時間がかかった後、フォントの中身がすべて消えます。

これより使いたいフォントを空になったフォントに統合していきます。

英字フォントを交換したい場合は(日本語も交換したい人も含む)まず先に英字フォントから統合していきます。
「ファイル」から交換したいフォントを開きます。
開いた後、「エレメント」から「フォント情報」をクリックし、高さ、EM、深さの値が、空になった太字フォントと同じか確認します。
違う場合、空になった太字フォントと同じ値になるようにして、OKを押します。

次に先程の空になったフォントに戻って、「エレメント」から「フォントの統合」をクリックします。
すると統合するフォントを聞いてきますので、英字フォントを指定して、OKを押します。

すると英字の部分に適応したいフォントが埋まっていきます。

同様に日本語のフォントも埋め込んでいきます。
(日本語を交換しない場合はMTLmr3m.ttfが日本語の太字を担当すると思います)

日本語と英字の埋込みが完了したら「ファイル」より、「フォントを出力」を選びます。いくつかエラーが出るかもわかりませんが、とりあえずすべてOKや保存を押して頑張ります。

すると太字属性を持った英字と日本語の統合フォントが出来上がります。
(拡張子がotfの場合は、otfで出力してから、拡張子を.ttfにしたほうがエラーが起きないと思います。)

コレをtype freshで細字日本語をMTLmr3m.ttf、細字英字をDroidsans.ttfに、今秋作った太字フォントをDroidSans-Bold.ttfに適応すれば完成です。


以下余談

上記のフォントの統合を用いて、細字の英字と細字の統合もできます。こうしてできたファイルをDroidsansに適応すれば,日本語、英語の細字をいっぺんに交換できると思います。

おそらくDroidsans-Boldに太字属性フォントのが指定されてい得る場合は、太字の部分に適応され、DroidSansのフォントが細字を担当します。さらにDroidsansに日本語が含まれていない場合は日本語のみMTLmr3m(一般のAndroidではDroisans-Japanese)が担当するという仕組みではないかと推測します。
太字属性フォントでない場合はすべてをDroidsans-Boldが対応してしまうのだと思います。

Xperia arcで変色しないスクショを本体だけで撮影する(要root化)

皆さんがご存知のようにXperia arcの標準状態では本体のスクリーンショットを撮影することができません。PCと接続して撮影する方法もありますが、撮影しても変色した状態で保存されてしまいます。PCを使わずに、簡単にスクリーンショットを撮影したい!という方におすすめです。

今回の目標は

  • 変色しない
  • 本体だけで撮影できる

を目標にアプリを探してみました。
以下やり方です。
使用にはroot権限及び、busyboxが必要です。本体が正常に動かなくなっても、自己責任ですのでよろしくお願いします。

1.Root権限を取得する

こちらの細かい説明は割愛します

2. screenshotsをインストール

こちらよりscreenshotをインストールします。

インストールした後にsuperuser権限の確認が行われますが、もちろん許可してください。


下のチェックマーク"shake the phone to take a screenshot"にチェックを入れます。

3.スクリーンショットを撮る

チェックマークを押したら後は取りたい瞬間に携帯を振るだけです。小さく「カシャ」という音がなり撮影されます。2枚目の撮影にアプリの再立ち上げは不要です。
撮影されたファイルはSD/screenshotに入っています。
もちろんギャラリーからも閲覧できますのでネットにアップロードしたい時も簡単にできます。

スクリーンショットモードを終了したい時

Screenshotアプリを起動します、すると自動的に下のチェックマーク"shake the phone to take a screenshotが解除されていますので、これでスクリーンショットモードを終了できます。

これで簡単に撮影ができるようになりました。ぜひお試し下さいませ。

ソニータブレット発表の後の雑感。

昨日、ソニーファンが長らく、本当に長らく待っていたソニーのタブレット端末「sony Tablet」が発表になりました。
ホームユースがメインのS1、モバイルユースがメインのS2が発表になりました。

そちらで発表された内容や、その後のニュースサイトなどの記事を踏まえて、僕なりの感想をメモ程度に書きたいと思います。

※ソニー公式のサイトはこちら

ホームユースでのS1

まず、いわゆるタブレット端末という標準的な形をしたS1です。こちらの大きさはほぼipad2と同じ程度であり、大きな液晶ディスプレイを搭載しています。
また他のタブレット端末で言われていた、「持ち続けるには重い」といった感覚を低減するために「偏重心デザイン」が採用されていて、全体的にくさび形をしています。

持った方の印象では「思ったより重くない」というお話で、偏重心デザインがある程度の効果を持ってることが伺えます。

モバイルでのS2

こちらは2画面のモデルで、かなり珍しいモデルとなっています。両方タッチパネルであり、WEBブラウジングなどでは、2画面をつかって大きく、文字入力では下段にキーボード、縦に持ち帰ると電子書籍に最適な画面レイアウトといった、フレキシブルな使い方ができるようです。また折り畳めるので、携帯しやすく、まさにモバイル重視のタブレットだとおもいます。

カンファレンスから伺えるSony TabletとQuriocityなどのsonyのサービスとの親和性

さて、上記のように製品デザインも他のAndroidタブレット端末と大きく違っていて、それで十分「Uniqly sony」を体現していると感じましたが、今回はそこがメインでは内容でした。実際の操作で強調されたのは、Quriocityとの連携でした。
つまり、sony Tabletで映画などの動画を購入、音楽の購入といったオンデマンド配信に最適されていて、簡単にコンテンツの購入ができる、というアピールが大きかったと思います。Flash対応のAndroidを使い、プレビューを画面に表示しながら、決済ができる。もちろんダウンロードしながらの動画再生も可能です。加えてQuiricity Music Ultimateといったクラウド型コンテンツに対応し、聞き流しといった使い方もできるし、VAIOに保存された楽曲もクラウド経由で楽しむことができるます。

また音楽動画配信のQuriocity以外にも、電子書籍マーケットReader Sotreに対応し、Readerで読んでいるコンテンツの続きをTabletで見るという使い方もできます。
日本で発売されいているReaderはWifiは非搭載で単独でのコンテンツ決済ができない状況なので、Tabetからのコンテンツ購入ができるように鳴るのは大きな進歩だと思います。

加えてPlaystation Suiteに対応し、PSのゲーム動作ができる他、これからのコンテンツの充実によって、ゲームソフトも充実してくるでしょう。欧州ですでに発売されているXperia Playで遊んでいるゲームをTabletに引き継ぐことができるようになるでしょう。

さらにTabetには大きな機能があります。それはソニー製AV機器との連携です。
DLNAで中のコンテンツを大画面に表示させる機能だけでなく、AVアンプなどの操作も行うことができます。

SONY Tabletに込めたsonyの思い

上記のようなsonyのサービスに対応した端末というのはあまり数が多くありません。現在ソニーが展開するネットワークサービスの殆どに対応し、またAVコントロール機能も付いている。このことはソニーがこのTablet端末をソニーネットワークの中心に位置づけているということだと思います。つまり、Tabletがソニー製品、ソニーネットワークの中心になり、その必要性に応じて各種特殊デバイスでコンテンツを楽しむという形態にソニープロダクト全体が再編されていっているのだと思います。

例えば上記に上げたように、Tabletで購入した電子書籍データを、その必要性(電池のもちを良くしておきたいとか、視読性を上げたいとか)に応じて端末を切りかえる。

TabletでQuriocityから購入した動画をより大きな迫力で楽しみたいのでブラビアから視聴する。

すべてのコンポーネントがソニーのネットワークサービスに接続される事で、ソニー製品全体で提供されるユーザーエクスペリエンスがより新しいものになっていく。

これが現在ソニーが推し進める「Sony United」であり、その中核を担うネットワークサービスを存分に楽しむことを目標としたSony Tabletだと思っています。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、Sony Tabletにはソニーお得意のサブブランド名(VAIOとかWalkmanとか)が血付いていません。つまりこれは特定の分野に特化した端末ではなく、各分野に散らばっている製品をひとつにまとめ上げる。そういう意味でのサブブランド名を冠しない製品の登場だと思っています。

Sony Tabletに期待すること

僕はこのきしゅの発表を受けたとき、「ようやくソニーユナイテッド」を実現する機種が登場してきたな」と本気で喜びました。これからはそれぞれの陣営が夕売るネットワークサービスで比較される時代。ご存知のようにAppleが創りだしたiTunes SotreはiPhoneの販売に一役飼っているし、アメリカでは小売のAmazonも電子書籍音楽配信といったことを行っています。機種単体での差別化要素は全体的に見たときにはTablet端末のコモディティ化によって、なくなっていくでしょう。そこでやはり他社との違い、つまりUniqly Sonyの大きな力になっていくのは、コンテンツ購入のしやすさ、管理のしやすさ、連携のしやすさだと思います。ソニーには以前より音楽、映画、ゲームといった三大デジタルエンタテイメントを有しています。これらを綿密につなぎあわせ、それをクラウドで管理し、提供していくというソニーのクラウド戦略を大前提においた、まさにクラウドネイティブとでも言うべきなSony Tabletが登場したことは本当に嬉しく、そして将来の大きなソニーの武器になるとおもいます。

もちろん発売はまだ先であるし、これから実際どうなっていくかは明示されたわけでじゃないけれども、これからのソニーの進む道を宣言されたような気がして、ソニーファンの僕としては本当に嬉しいことであったのでした。

Xperia arc root化を施してフォントを変更した時のメモ

※少し古い記事です。日本語フォントを細字と太字、別々のファイルを使いたい場合や、太字をDroidsans-boldに指定したが、滲む箇所がある場合はこちらをお読みください。

22日の金曜日。Xperia arcユーザーが待ちわびていたroot化が行えるようになりましたね。

僕もroot権限を取得しました。もちろん保障が効かなくなるということを理解して。

僕がやりたかったこと、それはシステムフォント変更です。

Xperia arcに搭載されているフォントは、モトヤシーダで、これが正直僕の好きなフォントではないのです。
小さいフォントサイズであるときにはいいのですが、設定画面などで大きなサイズが指定されていると、なんとも、スタイリッシュな感じがしないという...

どうやらこれからのAndroidに搭載される標準の日本語フォントがこれらしいので、メーカーさんが特別に別のフォントをインストールしない限り、丸ゴシックがこれからのスタンダードになるのでしょう。角ゴシック大好き人間からするとつらい流れです・・・

余談はここら辺においておいて、メモ程度にやり方を記しておきます。

root化の方法

こちらは多くのサイトさんが詳しい説明などをアップなさっていると思うので、僕は参考にしたリンクを記しておきます。

僕はGinger BreakのV1.1を用いてroot権限を取得しました。特にSDKなどを用いてインストール作業を行わなくても大丈夫でした。

ただ僕の場合は標準ブラウザでのダウンロードに失敗したので、PCで先にダウンロードしておき、SDカードに移し、ESファイルエクスプローラーを用いてSD上でインストールを実行させました。

次にbusy boxをインストール。

このソフトはアンドロイド上でコマンドを動作させるために必要なようです。
(これをインストールしないで一生懸命フォント変更のソフトを使って、まったく動かなくて四苦八苦したのは内緒。)

インストールした後、アプリを立ち上げ、"install"をタップしました。特に細かい設定はいらないようです。

フォント変更へ

次にフォント変更をするソフトをインストールします。

TypeFreshというソフトをインストール。
さらにこのソフトでフォントを指定するときに使うアプリandexplorerをインストールする必要があります。

両方インストールした後、type freshを起動します。

メニューボタンを押して、バックアップを取ります。(ここでとらないと、昔のフォントを手に入れられません。気をつけて。)

バックアップされたフォントは、SD/fonts/に入っています。

次にxperia arcをPCにつなぎます。

先ほどの場所にバックアップがあることを確認しつつ、SDの好きなところに、太字用英字フォント、普通用英字フォント、日本語フォントをコピーしておきます。
日本語フォントだけでよかったらそのフォントだけコピー。

拡張子は.ttfにしておきます。(OTFファイルを適応したい人は、拡張子を.ttfにするだけでいいようです。)

次に、XperiaをPCから取り外し、type freshを起動します。

英字太字は DroidSans-Bold.ttf
英字は DroidSans.ttf
日本語は MTLmr3m.ttf

です。それぞれタップして、先ほどコピーしてきたお好みのフォントを用います。

reboot要求をされると思うので、再起動してください。(もし要求されなくても自分で電源オフ→オンを行えばいいみたい)

起動してお目当てのフォントが適応されていればOKです!


以下余談

僕の指定したフォントは日本語にニューロダンM、英字にHelvertica Neue 英字太字にHelverticaを指定したのですが、英字フォントがニューロダンのものになってしまいました。
その後、DroidSans-BoldにHelveltica Neueを指定すると、英字が適応されました。
しかし、太字の日本語フォントが正しく表示されず、現状ではDroidSans-Boldにヒラギノ角ゴW6を指定しています。

このとき、細い英字はHelveltica Neue、太い英字、太い日本語(たとえば右上の時刻表示やWEBページの太字指定)はヒラギノが適応されているようです。)

細い日本語の文字を太字にすると表示が乱れる可能性があるので、太字の日本語を含むフォントを指定するか、Droidsans-Boldに太字を指定するといいのかもわかりません。
この問題は解決しました。こちらを御覧ください。

xperia arcを使ってわかったiPhoneとの違い(2)

先日のエントリーに続いて、性懲りも無くiPhoneAndroidの相違点を記してみたいと思います。

前回のエントリーで「iPhoneAndroidは出来ることはほぼ同じ〜」的なことを書きました。
もちろん、機能単体とすると出来ることはかなり似ている。PCブラウザ、PC用E-mailなどなど…
でもよくよく考えるとこれらの機能というのは、大雑把に言ってしまえば、PDAの時代から変わらないわけです。もちろん、それぞれん機能がより豊かに成熟していった事は間違いないありませんが、特に目新しい要素が加わったという訳でもありません。

僕は、以前のPDAと現在のスマートフォンの大きく違う点は、アプリ間の連携ではないかな、と思ってます。
様々な情報ソースがひとつの端末で閲覧できるようになり、情報発信のソースもまた様々に多様化しています。そして僕はiPhoneAndroidの大きな違いを感じました。

以下のケースを提示しながら、どのようにiPhoneと、Androidで違っているのか提示したいと思います。

ケース1 ウェブ→Twitterの共有
よくTwitterのTLでこのような形式のツイートが出回ってきます。
「『Browsing』『サイトの名前』『サイトの短縮URL』」
だったり
「『コメント』『サイトの名前』『サイトの短縮URL』」
といったものです。
コレは、Twitterのユーザーがあるウェブページをフォロワーに自分のコメントを添えながら紹介しているシーンだ。

コレを行うためにはウェブページに設置されている「tweet」や「このページをつぶやく」といったボタンを押しおて行うのが一般的です。
しかし、大きなウェブサイトを除いて、ツイートボタンが設置されている場合は少なく、またボダンがあったとしても、ページ側が提示するのがURLだけであったりと、不便であったりします。

このようなときAndroidでは、ウェブブラウザで「メニュー」から「その他」」→「共有」を選び、使いたいクライアントソフトを選ぶとそのページのサイトの名前とURLをきちんとPostの内容に含むことができます。

しかし、iPhoneの標準ブラウザ「Safari」ではこのようなことができません。一応ブックマークレットを使って、TwitterクライアントにページのURLを送ることができますが、それはアプリが対応している場合のみで、またページの名前が送れなかったりなど不便な点が多いです。

ある一部のTwitterクライアント(echofonなど)では、クライアントに内蔵されているブラウザで見たウェブページに限ってそのページの名前とURLを投稿することができますが、対応しているソフトは、ほんの一部です。

ケース2 ウェブ→2ch

つぎのような事はないでしょうか?
あることについてネットで調べていると、検索結果に2chのある掲示板が出てきた、という経験。
2chを通常のブラウザで見るのはあまり見やすいということはありません。AAが崩れて見えたり、会話のやりとりを追うのも大変です。
もちろんiPhoneにもAndroidにも2chブラウザがあります。それを使ってみれば見やすく整理してくれたり、AAも最適化されます。

しかしiPhoneの場合、検索結果から2chに飛ぶ場合、専用ブラウザーを起動することはできません。

Androidなら、それができます。リンク先が2chであると判断するとページを開くときに「2ch専用ブラウザ」で閲覧するかそのままブラウザで閲覧するかを選択できます。

もちろん、もとのブラウザに戻る時に、わざわざホーム画面からブラウザを呼び出す必要もなく、ホームボタンをダブルプッシュしてタスクを呼び出す必要もありません。
ただ、「戻る」ボタンを押せばいいのです。

このようにAndroidiPhoneと比べて、アプリ連携が優秀です。

これはインテントと呼ばれる機能を使っているからなのだそうです。アプリ開発者さんが、あるアプリを指定して起動させるのではなく、呼び出したい機能を実現しそうなアプリを自動的にAndroidが提示してくれる、という違いです。コレが大きいのです。
上の例はこの機能が作動している例です。

Androidがリンク先を2chであると判断すると、2chに関係するソフトを引っ張り出してくれたり、「共有」を押すとその受け皿となるアプリがズラッと出てきます。この例をあげ続けるとキリが有りませんが、コレはとにかく便利です。(こう書くとすごく胡散臭くなりますが…w)

つまり、情報の出力先を意識せずにタスクを始めることができます。
例えば上のように、2chがみたいから専用ブラウザーを立ち上げるのではなく、行き当たりばったりでウェブで調べていても、ちゃんと2chブラウザで見れる。

行き当たりばったりでウェブページを見ていてもTwitterや、メールにその記事を投稿して人と共有できる。

行き当たりばったりでレストランを調べていて、気になった場所にすぐナビを行うことができる。

こういった強いアプリ間の連携がAndroidの場合際立っていると思います。

多くのサイトで取り上げられる「iPhoneAndroidの比較」で大きくは取り上げられない地味な機能ですが、このアプリ間の連携が、今までにも単体では存在した機能をより便利につなげて新しい利便性を想像していると思います。

こういった意味でもAndroidは次世代を行くOSなのかもわかりませんね。